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News ニュース 22 DECEMBER 2023 &＃49187; Tags プレスリリース, リサーチアワード, 研究推進部, 研究活動 Tweet&＃63328;メールで送信 2023年度 早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD の受賞者が決定 早稲田大学では、独創的研究の推進と国際的な情報発信力の強化を目的として、2014年に早稲田大学リサーチアワードを設け、大規模な研究を主導的に推進している研究者および国際発信力の高い研究業績をあげている若手研究者を表彰しています。 本アワードには、大型研究プロジェクト推進（Large Research Project）と国際研究発信力（High-Impact Publication）があり、それぞれ正賞（賞状）ならびに副賞（大型研究プロジェクト推進は賞金50万円、国際研究発信力は賞金30万円）が授与されます。 早稲田大学リサーチアワード（大型研究プロジェクト推進）受賞者 WASEDA　RESEARCH　AWARD（Large Research Project） （５０音順） ※前年度実績に基づく 氏名 研究課題名 研究費受入箇所名 川西　哲也 サイバーフィジカルインフラに向けた高信頼シームレスアクセスネットワークに関する研究開発 理工学術院総合研究所 関根　泰 革新的多元素ナノ合金触媒・反応場活用による省エネ地域資源循環を実現する技術開発 理工学術院総合研究所 早稲田大学リサーチアワード（国際研究発信力）受賞者 WASEDA　RESEARCH　AWARD（High-Impact Publication） （５０音順） アニア　マイケル アニア マイケル氏は、中高年者など個人の身体活動や健康、および地域・国の健康施策に対して、国際スポーツイベントが及ぼす効果や影響を検証し評価する研究を進めている。システマティックレビューにて先行研究の限界や課題等を明確にしたうえで、東京オリンピック2020を題材として適切な手法にて対象の評価に取り組み、タイムリーに成果を報告してきた点は、独創的かつ有意義である。筆頭著者として多数の査読付き英文原著論文を継続的に発表している点、海外研究者との共同研究活動を積極的に推進している点、国際誌エディターを務めるなど国際的ネットワーク形成を進めている点に鑑みて、氏は非常に高い国際研究発信力を有すると評価できる。社会的波及効果としては、政策目標として位置づけられるスポーツ振興・健康増進に対するイベントの影響評価に、本研究から一定の示唆を与えていくことが期待される。以上のことから、氏は早稲田大学リサーチアワード（国際研究発信力）を受賞するにふさわしい。 シモセラ　エドガー シモセラ エドガー氏は、コンピュータビジョン・グラフィックスの分野で卓越した貢献をしてきている。氏は一貫して人工知能とコンピュータビジョンのさまざまな側面をシームレスに統合し、2次元領域から複雑な3次元領域に至るまで革新的な成果をあげ続けていることは特筆に値する。 氏は過去5年間において権威ある国際論文誌および国際会議で論文を発表し続けている。氏の論文の被引用回数も多く、その影響と価値が国際的に高く評価されていることがわかる。 氏は海外研究者と連携した研究も多く、今後のさらなる国際共同研究やネットワークの発展が期待される。氏は当該分野における開拓者であるのみならず、例えば白黒画像の彩色により過去の忘れていた体験の供述が得られるなど、異なる分野にも大きな影響を及ぼしている点は特筆に値する。このように氏の研究は独自性ならびに学術的・社会的波及効果が高く、世界有数の研究者と言える。 仲道　祐樹 仲道祐樹氏は、刑事法学の分野において、諸外国との比較法的研究の知見に基づき、刑罰論、規範論、刑事立法論等に関する重要な研究成果を積み重ねるばかりでなく、その成果をドイツ語の書籍や雑誌にて積極的に発信している。刑事法学の分野では、従来、外国法としてドイツ法を一方的に吸収するにとどまり、日本の研究者からの国際発信はあまり活発ではなかった中で、国際発信力を有する仲道氏の研究は注目を集めており、学界でも高く評価されている。これに加えて、仲道氏は、日本フンボルト協会の理事を務め、日独の学術交流に尽力するとともに、ドイツにとどまらない多くの国の研究者ともネットワークを構築しており、研究者を日本に招聘したり、国際シンポジウム等を積極的に開催している。海外の研究者との交流においてリーダーシップを発揮している点も評価に値するところであり、仲道氏を起点として、刑事法学の分野における国際共同研究がさらに発展していくことが期待される。 ベナサリオ　ベルルッキ　アントニオ ベナサリオ ベルルッキ アントニオ氏の刊行してきた論文は、ポピュリズム・政党論・民主主義の後退といった政治学分野において、非常に重要なトピックを扱うものである。Party PoliticsやDemocratizationといった比較政治学分野の主要ジャーナルから刊行していることにも高評価を与えることができる。しかも、日本やイタリアに関する深い洞察に基づいた定量的分析を駆使するもので、大きな学術的独自性がある。たとえば、民主主義の後退について最新のポピュリズムのデータを用いて分析した論文は、研究者がこれまで実証的に見過ごしてきた民主主義の後退が起こるメカニズムを解きほぐして分析し重要な知見を提供している。また、日本の有権者の権威主義的価値やイタリアのポピュリスト与党を支持する有権者の特徴を分析した論文も、ポピュリズムや民主主義の後退という最先端のトピックに光を当てている。このように、氏は世界的にも優位性・独自性が高く、政治学分野における高い国際研究発信力を有している。 水内　良 水内良氏は人工的なRNAの実験進化システムを利用し一種類の遺伝子配列(RNA複製酵素)が 多数の遺伝子群に分化し互いの増殖に影響しあう複雑な複製ネットワークを形成すること、すなわち単純な分子から擬似生態系とも言えるような複雑な相互依存システムが自己生成することを示し、生命の進化・複雑化を理解する上で非常に重要な知見を与えた。独自の実験系はこの分野で世界的に他の追従を許さない高い先進性・独創性を持つ。氏は筆頭著者として国際的に高く評価される論文を多く発表しており、そのひとつはNature Communications誌の2022年にもっとも注目された論文トップ25に入っている。多数の国際学会で招待講演を行い研究成果を精力的に発信しており、日本を代表する若手研究者としての地位を確立している。分子レベルの進化実験において擬似生態系ともいえる複雑な相互依存ネットワークを再構築した一連の研究は、生命誕生・進化のメカニズムを理解するために決定的に重要な基礎研究であり、当該分野の今後の研究の方向性に大きな影響を与えるだけにとどまらず、「生命とは何か」という一般的な問いへの追求に大きく貢献するものと期待される。 山城　一真 山城一真氏は、民事法学の分野において、フランス法との比較法的研究の知見に基づいて契約法、消費者法、成年後見法に関する重要な研究成果を積み重ねるばかりでなく、その成果をフランス語の書籍や雑誌にて積極的に発信している。民事法学の分野では、近時、日本の研究状況をフランス語で国際発信する論考も見られるようになったが、氏の国際発信は質・量ともに高い水準にあり、学界でも高く評価されている。これに加えて、氏はフランスの研究者と複数のネットワークを構築しており、フランスの研究者を日本に招聘するだけでなく、フランスで開催されるシンポジウム等の登壇者として招聘を受けるなど、日仏の学術交流においても中心的な役割を果たしている。日本では、現在、消費者法や成年後見法の見直しが重要な課題となっているが、日仏の法状況に精通し、国際的な発信力とネットワークを有する氏の研究は、これらの課題の解決にも大きな影響を与えるものと期待される。 &＃63485; Links &＃63341;2022年度 早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD の受賞者が決定 22 DECEMBER 2023 &＃49187; Tags プレスリリース, リサーチアワード, 研究推進部, 研究活動 Tweet&＃63328;メールで送信 Related Articles 関連記事 New 新規ナノ構造体を基盤とするナノ注射器が拓く細胞治療の未来　1,000万個の細胞に複数タンパク質を「高効率」「高生存率」導入 &＃63282; Thu, 16 May 2024 &＃49187;プレスリリース, 研究活動 New 不規則なガラス構造に隠された規則性 &＃63282; Mon, 13 May 2024 &＃49187;プレスリリース, 研究活動 New ZEB関連技術実証棟「SUSTIE」が「第62回空気調和・衛生工学会賞 技術賞」を受賞 &＃63282; Mon, 13 May 2024 &＃49187;プレスリリース, 産官学連携, 研究活動 New 電力系統の混雑緩和を実現するシステムのフィールド実証を開始 &＃63282; Fri, 10 May 2024 &＃49187;プレスリリース, 環境, 産官学連携, 研究活動 &＃63342; &＃63341; Page Top &＃63344; 早稲田大学 研究活動 JapaneseEnglish www.waseda.jp/inst/research 特集記事・動画プレスリリース研究・研究支援組織研究データ・研究機器・研究支援制度産官学連携研究倫理 &＃9570; サイトマップ Other sites リサーチイノベーションセンターデータ科学センター &＃9570;研究力強化本部 &＃9570;研究院総合研究機構 &＃9570;グリーン・コンピューティング・システム研究機構 &＃9570;スマート社会技術融合研究機構 &＃9570;次世代自動車研究機構 &＃9570;次世代ロボット研究機構 &＃9570;ナノ・ライフ創新研究機構 &＃9570;地域・地域間研究機構 &＃9570;オープンイノベーション戦略研究機構 &＃9570;持続的環境エネルギー社会共創研究機構 &＃9570; 早稲田大学オフィシャルサイト（https://www.waseda.jp/inst/research/）は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。 推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。 このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。 このまま進む &＃63341; 対応ブラウザについて Google ChromeWindowsバージョン38 以上Macintoshバージョン38 以上Webサイト Fire FoxWindowsバージョン33 以上Macintoshバージョン33 以上Webサイト SafariWindowsバージョン38 以上Macintoshバージョン38 以上Webサイト Internet ExplorlerWindowsバージョン10 以上Webサイト